旅行に行く時は、着替えなんかの荷物は大して迷わずに適当なものを詰めるのですが、空いた暇な時間に何をしようかと色々想像し、何を持っていくか悩みます。
ある旅行の時は、まだ読んでいなかった本を持っていこうと考えました。
推理小説が好きなのですが、重厚な本格推理物はページ数も多く、読むのにかなりの時間がかかります。
読みたいものが発売されたら購入するのですが、普段はなかなか手に取らずにいるため、数ばかり増えて積ん読状態となっています。
そんな状態の本を、この機会に少しでもやっつけてしまおうと思ったのです。
1冊か、それとも2冊いけるか・・。
1冊だけでもそれなりの重さなのですが、早めに1冊読めてしまったら2冊目を持っていかなかったことを後悔しないかなどと考えていました。
妻は、「どうせ読まないんだから悩んでもしょうがないよ。重たいし置いていけば?」
と荷物を軽くすることを提案。
しかしギリギリまで悩み、結局断腸の思いで1冊だけ持っていくことにしました。
いざ旅行に出発すると、バスの中では景色を見たり妻とあれこれ話したりと移動を楽しみ、宿についたら温泉に入り、ご馳走を食べてそのあとはグダグダとまったり時間を過ごし・・。
結局帰るまで1ページも本を読むことはありませんでした。
妻の言ったとおり、家に置いていって荷物を軽くするのが正解だったようです。
しかし、旅行が充実していたからよかったではないかと思うとともに、全て計画通り行かないこともまた、旅行の醍醐味なのではと思ったのでした。
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